2010年5月16日日曜日

インサイドに引いても、フック回転でも良いんだ!

NHKの志門さんのTV録画で、奥田プロが15Yほどのアプローチで、「高い球」「低い球」で攻める実演をしていた。
たしかこんな事を解説していた。
「低いフック回転の球で、ピンを攻めようと考えると、自然にバックスイングはインサイドに上がります」
「逆に、高い球で攻めようとボールをイメージすると、若干アウトサイドにヘッドが上がります。」

奥田さんの低いアプローチのスイングは、びっくりするほどインサイドに引かれる。

この軌道を、僕のレッスンプロが見たら「インサイドに引きすぎですよ!」と言われ。自分も「あ、またミスしてしまった」と感じるだろう。
でも、インサイドに引くことは何も間違いなんかでは無いということだ。

志門流の考えは、
まずスイングの形が先にあるのでは無い。
打ちたいボールのイメージが先にあって、
そのイメージを持つと、自然にテークバック(スイング)は形取られると言うのだ。

もっと言うと、そのボールのイメージも「自分から発信してはいけない」そうだ。
そのホールを見て、そのホールからのイメージに「はいはい」と素直に従えば良いそうなのだ。
この点は、もう少し上級者でないと難しそうだが、言い得て妙だ。

つまり、低いフック回転のボールを出すには、インサイドに引くことが必然になるのだ。
たったこれだけの事だけど、僕に大きなショックを与えた。

スイング(形)の呪縛

前回のブログで、SWショットのオンプレーンについて書いた。
自分としては、まっすぐアーリーコックにクラブを引くと、オンプレーンになるようだ。

でも、その結果はあまり良くない。
2月に83を出してから、別のコースで2回連続でシャンクからスコアを崩している。
朝一の1Wをナイスショットして、2ndは約100Y。 PWやAWでピンを狙ったショットがそれぞれシャンク。
忘れた頃にシャンク病が突然発症する

シャンクの原因を探すと、幾つもある。
その一つに「シャフトが寝ている事」と認識してきた。
ところが、NHKの志門さんのTV録画を見直していたら、
「プロや上級者、中級者に多いシャンクの原因の一つに、シャフトを立ててあげようとする反動でシャンクがある」と解説していた。

何年か前は、アプローチで バックをまっすぐに引くことなど意識していなかった。
その時の方が、シャンクは少なかった様な気がする。

今は、レッスン書やコーチの言葉で、シャフトが寝る事は、諸悪の根源だと思っていた。

だから、コックを早めにシャフトを立てる事ばかり考えていた。
ヘッドをまっすぐ引こうとすると、若干シャット目に上がる。
出来るだけダフりにくくヘッドを降ろしたい。でも、シャットに、アップライトに引くと、地面とボールのわずかな隙間にヘッドを入れたくなる。逆に、鈍角にヘッドが降りてこなくなる。
インパクトを点から線にするためには、入射角を鈍角にしないとだめだ。
このジレンマがずーっと僕を迷路に入り込ませた。

「ヘッドをまっすぐに引かないとだめ」
「アプローチで、落ちてからフック回転するボールはだめ」


この呪縛にずーっと捉えられてきたんだ。