http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20110419/spo1104191053000-n1.htm
●コックとは?
コックとはテークバックの際、左手首を親指方向に曲げること
コックはアドレスでのライ角をキープするために行う動作
●ヒンジ角とは?
テークバックのときにできる右手甲と右腕の角度(写真〔1〕)のこと
ヒンジ角はアドレスでのロフトを維持する動作。
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このヒンジをキープしたままクラブを下ろすことでタメが生まれる
ヒンジ角をキープしなければ、インパクトでボールを正確につかまえることはできません。インパクトではヘッドよりグリップ位置が先行するハンドファーストの形が理想ですが、ヒンジ角が解けることで、ヘッドが先行するハンドレートになってしまうからです。
アプローチでも、ヒンジ角をキープしたまま体を回転させることができれば、ダフリやトップもなくなります。
しかし、多くのアマチュアは手だけでクラブを操作しようとするため、ヒンジ角をキープできず、インパクト前に解いてしまいます。その結果、手首をひねる動きになり、フェースが返ってしまうのです(同〔2〕~〔3〕)
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ただ、いきなりヒンジ角をキープしたまま、体を回しながらクラブを振れといわれても難しいでしょう。
それなら、逆にアプローチに限ってはヒンジ角を意識的に解いてみてはどうでしょうか。甲側に折れていた右手首を意識的に手のひら側に折るのです(同〔1〕~〔4〕)。これなら、腕だけでクラブを操作している人でも簡単にできます。
サンドウエッジにはバンスがあるため、ソールが滑りやすくなっています。“逆ヒンジ角”をつくることにより、ロフトをキープしたままボールをとらえるので、かえって高く上がります。フェース面が返ったり、リーディングエッジから下りてくることもないので、ダフリやトップといったミスも防げます。